夕拝『詩篇』からの霊想〈121篇〉

「私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。私の助けは、天地を造られた主から来る。1節~2節」 エルサレムは、イスラエルの民にとっての憧れであり、特に異国の地にあって追慕して止まなかった都である。遂に、その都を指して旅する詩人は、神の家がそこに建つシオンの山々を目の当たりにして〈 心の高まりを覚えつつ 〉主を歌っている。 この歌は又、「なんと幸いなことでしょ…

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夕拝『詩篇』からの霊想〈120篇〉

「苦しみのうちに、私が主に呼ばわると、主は私に答えられた。1節」 本篇から134篇までの15の詩篇は皆、表題に「都上りの歌」とあり、これらの詩篇の一般的見解は、イスラエルの民の《 捕囚地バビロンから都エルサレムに向かう 》上京 ? 巡礼 ? の旅を意味するものと考えられている。 従って詩人の「苦しみのうちに」とは、まず今現在自らの置かれている敵意に満ちた異国の地にあっての「偽りの…

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